ネットワークオーディオの音質を飛躍的に高める「Diretta」
かつては導入ハードルが高いと言われていましたが、2026年現在は安価な専用機や無料版の充実により、驚くほど手軽に始められるようになりました

「手持ちの機材でまず音を聴いてみたい」という方から「設定不要の専用機で最高音質を狙いたい」という方まで今の環境に合わせて選べるよう代表的な4つの導入ルートを整理して紹介します
まず結論から
「まずは無料版で音を体験」→「気に入ったら専用機を導入」というステップです


これが2026年現在、最も失敗しないDirettaの始め方です。
最初から高価な機材を用意しなくても、Direttaならではの音の傾向やメリットを、ほぼノーリスクで確認できます

記事中の用語ワンポイント

Host(ホスト)= 音楽データを送り出すPC
Target(ターゲット)= データを受けてUSB DACへ橋渡しをする機器


1.無料体験版と既存機器でまず試す(最安ルート)

Direttaには、音質制限はあるものの、ライセンス購入なしで利用できる「Limited Edition(体験版)」が用意されています
「まずはDirettaの音を聴いてみたい」という方に最適です

■ 用意するハードウェア
余っているノートPCや、中古の小型PC(一般的なWindowsパソコンなど)

■ ソフトウェア
公式サイトから体験版イメージファイルをUSBメモリに書き込んで使用します

■ 導入コスト
0円(PCが手元にある場合)。中古PCを買っても1万円以下で収まります

■ 制限
再生が CDクオリティ(44.1kHz/16bit)に固定されます
ハイレゾ再生はできませんが、Diretta最大の魅力である「圧倒的な静寂感」や「音の滑らかさ」を体験するには十分すぎる仕様です

【導入ステップ】
【Diretta】体験版(機能制限版)を使ってみよう




2.専用機を購入する(最も確実なルート)

難しいPC設定はしたくない、という方向け
箱から出してつなぐだけで「Direttaの音」が手に入る完成品モデルです


1️⃣ Diretta Target Pi2-OLIO.SPEC
direttapi
価格:約 ¥59,000 前後(税込目安)
 → Diretta Target Pi2 - オリオスペック
 → Diretta Target Pi2 - 極☆自宅試聴EC

・Raspberry Pi 5 ベースの Diretta Target(受信機)専用機
・USB DACを繋ぐだけで自動的に「Direttaの出口」として動作
・キーボードやモニターをつなぐ必要はありません
ポイント:初めてのDiretta専用機として、最も現実的で失敗がない機種です

👉 USB DAC を接続 → LAN で Host と接続 → 再生するだけ
👉 初めての Diretta Target として最も現実的で敷居が低い機種です

2️⃣ Diretta Target USB Bridge(Canarino Bridge DUB)
diretta2
・特徴:音質をより追求したブリッジ機

❗ 注意
・現在は新品販売が終了しているため、中古(ヤフオク等)で探す必要があります
 → ヤフオク中古相場(中古相場: 50,000円 〜 65,000円 前後)
 ※ 別途電源が必要なモデルもあります(例:5V DC)

👉 機能的には高音質方向の Target 装置


3️⃣ 旧型 Diretta Target PC
数年前まで販売されていた Intelベースの小型PCモデルです
USBメモリ起動型のUSBが付属しており、そちらで起動します

targetpc

・現在は新品販売が終了しているため、中古(ヤフオク等)で探す必要があります
 → ヤフオク中古相場(中古相場: 20,000円 〜 40,000円 前後)
※ 探し方:ヤフオクやメルカリで「Diretta Target PC」と検索

❗ 注意
※ 「ライセンス(DirettaのUSBメモリ)が付属しているか」を必ず確認してください。ライセンスがないと、起動しても動作しません
※ 2026年1月:アップデートサポート終了の 告知 がされました



4️⃣ USBメモリ起動型 Diretta Target
以前は「手持ちのPCを製品版にするためのUSBメモリ」が単体販売されていましたが、2026年現在は日本での取り扱いが終了しているようです
そのため、現在は「無料版で試す」か「専用機を買う」の2択が主流となっています
※ 2026年1月:アップデートサポート終了の 告知 がされました

USB


ちなみに まいまいオーディオ は貧乏なので、3 の「旧型 Diretta Target PC」を運用していますw

👉 Host(送信側)は何を使えばいい?
Direttaでは、音楽を送る側のPCを「Host」と呼びます
結論から言うと、特別なPCは不要です

2026年現在、Hostは次の考え方で選べば失敗しません

結論:まずは「今使っているPC」でOK
WindowsノートPC、デスクトップPC、小型PC(NUCやミニPCなど)、いずれでも問題ありません
「Diretta用にPCを新調しないといけない」ということはありません

Hostに向いているOS
現実的な選択肢は次の2つです
・Windows(最も簡単)
・Linux(音質追求向け、やや上級者向け)

Windowsがおすすめな理由
・Diretta ASIO Driverが公式対応
・Audirvana / Roon / foobar2000 などがそのまま使える
・設定が少なく、トラブルが起きにくい
初めてDirettaを使うなら、Windows一択と考えてOKです

Hostの役割と音質への影響
Hostは音楽を再生し、ネットワーク経由でTargetにデータを送る役割を担います
「デジタルデータを送るだけなら何でも同じ」と思われがちですが、実はHost側の処理能力やノイズ対策で、最終的な音質は大きく変化します

最初は
今あるPCで十分にDirettaのメリットを体感できます。まずはここから始めましょう!
こだわると
Host PCのCPUや電源を強化したりOSを軽量なLinuxに変えたりすることで音の「解像度」や「静寂感」がさらに一段階、二段階と向上します
「出口(Target+DAC)が一番大事」なのは確かですが、「入り口(Host)の質が悪いと出口の良さを引き出しきれない」というのが、Direttaの奥深く面白いところです


👉 USB DACは何でもいいの?
結論から言うと、基本的に「USB入力を持つDAC」であれば問題ありません

Direttaで使えるUSB DACの条件
・USB入力を搭載している
・PCと通常のUSB Audioとして認識される
・専用ドライバ不要、または標準ドライバで動作する

USB DAC接続の基本構成
接続順:Host PC ──(LAN)── Target機 ──(USB)── USB DAC
※HostからDACを直接繋がず、Targetを経由させるのがDirettaの肝です

注意点
・USBが給電専用で音声入力にならない機器
・独自ドライバ必須でLinux非対応の古いDAC
一般的なUSB DACであれば、ほぼ問題になることはありません


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