この記事は、2022年に作成した MonsterTV HDUS の設定記事を
2026年に Windows 11 25H2 環境で見直したものです

2026年8月2日 → 新しい手順を公開しました
【2026年版】Monster TV HDUS で自己署名ドライバを使ってみよう(Win11)

MonsterTV HDUS の設定 / Win11 25H2 動作確認済

久しぶりに古い地デジチューナーの MonsterTV HDUS を Windows 11 環境で設定しなおした
かなり古いUSB地デジチューナーだが、今回確認したところ Windows 11 25H2 でも TVTest による地デジ視聴ができた

HDUSは古い機器なので、現在のWindowsではそのまま普通に使える機器ではない
未署名ドライバ、テストモード、セキュアブート無効化など、少しクセのある作業が必要になる

この記事では、2026年時点で自分の環境で動作確認できた手順をまとめておく
注意点
この記事は、自分の所有している MonsterTV HDUS を Windows 11 25H2 環境で動作させた個人的なメモです
古い未署名ドライバを利用するため、セキュリティ面のリスクがあります
常用PCで行う場合は、内容を理解したうえで自己責任で行ってください
Windows11 25H2 でのチェック
今回の環境では、MonsterTV HDUS は Windows 11 25H2 でも動作した

確認できた状態は以下の通り
・デバイスマネージャーで MonsterTV HDUS HDTV Recording Device として認識
・TVTestでチャンネルスキャン後、地デジ視聴可能
・HDUS本体のカードスロットを使うため、別途USBカードリーダーは不要
SKNET IR2HID に警告が残っていても、リモコンを使わないなら視聴には影響なし
・Windows 11では、未署名ドライバを使うため テストモード運用 が必要になる可能性が高い
・テストモードを使う場合、基本的に セキュアブートは無効 にする必要がある


本体 <MonsterTV HDUS>
MonsterTV HDUS は、かなり昔のUSB接続地デジチューナーです
発売からかなり年数が経っているが、当時はPC用地デジチューナーとして定番のひとつだった

旧記事を書いた2022年現在は、探せば中古相場2000円以下だった
2026年現在は中古価格だけで判断しない方がよいと思う

中古購入時に注意したいポイントは以下の通り
・MonsterTVシリーズは種類が多く、似た型番でも中身や対応状況が違う
・HDUSとして認識する個体か確認した方がよい
・B-CASカードの有無を確認する
・アンテナ端子、USB端子、カードスロットの状態を確認する
・リモコンは必須ではないが、本体の状態は重要
・古い製品なので、動作保証なしのジャンク扱いには注意


IMG_3820 IMG_3821

今回使うもの
項目 内容
地デジチューナー MonsterTV HDUS
OS Windows 11 25H2
視聴ソフト TVTest 0.10.0系
ドライバ SKNET公式の 091110_Driver.zip をベースに使用
HDUS用ファイル HDUS関係ファイル置き場の up0370.zip を使用
B-CAS HDUS本体のカードスロットを使用
HDUS本体にはB-CASカードスロットがあるため、別途USBカードリーダーは不要です
視聴には正規のB-CASカードが必要です

TVTest のダウンロード
テレビ視聴用ソフトとして TVTest を使用する
TVTestは大人の事情で、公式に完成済みファイルが配布されているタイプのソフトではない
そのため、自分でビルドするか、ビルド済みを公開してくれている環境を利用する形になる

自分は以前と同じく、つくみ島だよりさんの情報を参考にした
https://blog.tsukumijima.net/article/tvtest-usage/

DTV-Builds側では、古いビルドより新しいものを使うことが推奨されている
特に古すぎるTVTestは、現在の環境では必要なファイルや構成が不足している場合がある
https://github.com/tsukumijima/DTV-Builds
注意点
TVTest本体とBonDriverは、32bit / 64bit を揃える必要があります
BonDriver側が32bitならTVTestも32bit、BonDriver側が64bitならTVTestも64bitを使います
ここが合っていないと、TVTestからBonDriverを読み込めません
BonDriver のダウンロード
MonsterTV HDUS 用のBonDriverを用意する
旧記事と同じく、HDUS関係ファイル置き場より up0370.zip を使用した
HDUS関係ファイル置き場

使用するファイルは以下の2つ
これらのファイルをあとでTVTestのフォルダにコピーする
BonDriver_nnb.dll
nnb4hdus.dll

MonsterTV HDUS のドライバをダウンロード
ドライバはSKNET公式サイトに残っている 091110_Driver.zip を使用する

エスケイネット公式サイト
https://sknet-web.co.jp/download/application.html

対象は以下のドライバ
091110_Driver.zip
Ver 1.9.10.20
2009/11/10
MonsterTV HDU / HDUS / HDUSF / HDP 用
スクリーンショット 2022-01-03 150101

ドライバの作成
「SKNET公式ドライバ」と「HDUS関係ファイル置き場」を組み合わせて、Windows 11 で利用できる形にする

手順は旧記事と同じ
  1. メーカー配布ドライバ 091110_Driver.zip を展開する
  2. 091110_Driver\Driver_64bit を開く
  3. ファイル名に BDA を含むものを削除する
  4. up0370.zip の中にある uusbd64.infuusbd64.sys091110_Driver\Driver_64bit にコピーする
今回もこの手順で Windows 11 25H2 上で認識され利用ができた

スクリーンショット 2022-01-03 150956

ドライバ署名とテストモードについて
ここが、Windows 11環境では一番重要なポイント
MonsterTV HDUS は古い機器のため現在のWindows 11では通常の署名済みドライバとしてそのまま扱えない
この記事では分かりやすく 未署名ドライバ として説明する
重要
「ドライバ署名の強制を無効にする」は、基本的にその起動中だけ有効な一時的な回避です
インストール作業はできても、次回以降の通常起動でHDUS用ドライバが読み込まれません
HDUSを継続して使う場合は、Windowsを テストモード で起動し続ける必要があります

テストモードを有効にする

管理者権限のコマンドプロンプト、またはWindowsターミナルを開き、以下を実行する
bcdedit /set TESTSIGNING ON
その後、Windowsを再起動する

テストモードが有効になるとデスクトップ右下に「テストモード」の表示される
この状態で未署名ドライバを読み込めるようになる

テストモードを解除する場合

HDUSを使わない場合や、元に戻したい場合は以下を実行する
bcdedit /set TESTSIGNING OFF
その後、Windowsを再起動する

セキュアブートについて

セキュアブートが有効な状態で bcdedit /set TESTSIGNING ON を実行すると設定が拒否されることがあります
その場合は、UEFI / BIOS 側で Secure Boot を無効にする必要がある

つまり、HDUSをWindows 11で使う場合は、基本的に以下の構成になる可能性が高い
・テストモード有効
・セキュアブート無効

現在の状態を確認するコマンド

テストモードの状態は以下で確認できる
bcdedit
表示の中に以下があれば、テストモードが有効
testsigning Yes
セキュアブートの状態は、PowerShellで以下を実行すると確認できる
Confirm-SecureBootUEFI
結果が False ならセキュアブートは無効
結果が True ならセキュアブートは有効
注意点
Windows セキュリティの コア分離、特に メモリ整合性 が有効な場合、古いドライバがブロックされることがあります
ドライバが入らない、または認識しない場合は、ここも確認ポイントになります
ドライバのインストール

Windows 11 の事前準備

まずは、ドライバ署名の強制を一時的に無効にした状態で起動する
Windows 11では、以下の手順になる
  1. スタートボタンから 設定 を開く
  2. システム を選択する
  3. 回復 を選択する
  4. PCの起動をカスタマイズする今すぐ再起動 を選択する
  5. オプション選択画面で トラブルシューティング を選択する
  6. 詳細オプション を選択する
  7. スタートアップ設定 を選択する
  8. 再起動 を選択する
  9. 再起動後、ドライバ署名の強制を無効にする を選択する
キーボードでは、通常 7 または F7 を押す
これで、ドライバ署名の強制を一時的に無効にした状態でWindowsを起動できる

uusbd64.pfx のインストール
次に、uusbd64.pfx をインストールする
  1. uusbd64.pfx を右クリックして、PFXのインストールを選択する
  2. 保存場所は ローカルコンピューター を選択する
  3. パスワードはなしで進める
  4. 証明書をすべて次のストアに配置する を選択する
  5. 参照から 物理ストアを表示する にチェックする
  6. 信頼されたルート証明機関レジストリ に配置する
スクリーンショット 2022-01-03 130900

スクリーンショット 2022-01-03 131836

注意点
古い未署名ドライバを信頼させる作業になるため、セキュリティ的にはかなり強い操作です
意味が分からないままメインPCで行うのはおすすめしません
MonsterTV HDUS をPCに接続する
HDUSをPCに接続する
初期状態では、正しくドライバが入っていないため、デバイスマネージャー上で不明なデバイスや警告付きのデバイスとして表示される

旧環境では AUSBDTV という名称で表示されていた

スクリーンショット 2022-01-03 130742

ドライバを手動で指定する

  1. デバイスマネージャーで対象デバイスを右クリックする
  2. ドライバーの更新 を選択する
  3. コンピューターを参照してドライバーを検索 を選択する
  4. 事前に作成したドライバフォルダを指定する
スクリーンショット 2022-01-03 131047

インストールが終わると、以下のような画面が表示される

スクリーンショット 2022-01-03 131128

もう一度ドライバを当てる

一度ドライバを当てたあと、デバイスマネージャー上で SKNET HDTV のような表示に変わる場合がある
この場合は、もう一度同じドライバフォルダを指定してドライバ更新を行う

スクリーンショット 2022-01-03 131213

警告が表示された場合は、内容を確認したうえで このドライバーソフトウェアをインストールします を選択する

スクリーンショット 2022-01-03 131252

以下の画面が表示されたら、閉じるを押す

スクリーンショット 2022-01-03 141109

正常認識の例
2026年にWindows 11 25H2で確認した状態では、デバイスマネージャー上で以下のように表示された

MTV HDシリーズ USB デバイス
 └ MonsterTV HDUS HDTV Recording Device

この表示になっていれば、HDUS本体側は正常に認識できている可能性が高い

旧記事の認識例では以下のような表示だった

スクリーンショット 2022-01-03 131443

SKNET IR2HID について
デバイスマネージャーの「ほかのデバイス」に SKNET IR2HID が警告付きで残る場合があります
これはリモコン関連のデバイスと思われます

自分の環境では、SKNET IR2HID に警告が残った状態でも、TVTestでの地デジ視聴は問題なくできました
リモコンを使わないのであれば、基本的には無視してもよいと思います

TVTest の設定
TVTestを展開したフォルダに、HDUS用BonDriverのファイルをコピーする

コピーするファイルは以下
BonDriver_nnb.dll
nnb4hdus.dll
旧記事では、以下のようにTVTestフォルダへコピーした

スクリーンショット 2022-01-04 011656

TVTestを起動したら、BonDriverとして BonDriver_nnb.dll を選択する
その後、チャンネルスキャンを行う

チャンネルスキャン後、TVTestで地デジ映像が表示されれば成功です
今回のWindows 11 25H2環境でも、TVTest上で地デジ視聴できました

動作確認できた状態
今回の環境では、TVTest上で地デジ映像が表示され、下部ステータスにも解像度や音声、ビットレートが表示された

1440 x 1080
Stereo
D / E / S 表示あり
Mbps表示あり
デバイスマネージャーでHDUSが認識され、TVTestでチャンネルスキャン後に映像が出れば、基本的な導入は完了と考えてよいと思う

トラブル時の確認ポイント
症状 確認する場所
ドライバが入らない ドライバ署名の強制を無効にして起動しているか確認する
再起動後に使えない テストモードが有効になっているか確認する
TESTSIGNING ON ができない セキュアブートが有効になっていないか確認する
デバイスが認識しない USBポート変更、ドライバフォルダ指定、BDAファイル削除手順を確認する
TVTestでBonDriverが読めない TVTestとBonDriverの32bit / 64bitが合っているか確認する
チャンネルスキャンで見つからない アンテナ線、受信環境、地域設定を確認する
B-CAS関連で視聴できない B-CASカードがHDUS本体に正しく挿入されているか確認する
SKNET IR2HID に警告が残る リモコンを使わないなら、視聴には影響しない可能性が高い
古いドライバがブロックされる Windows セキュリティのコア分離、メモリ整合性を確認する
個人的な感想
MonsterTV HDUS はかなり古い機器だが、今回の確認では Windows 11 25H2 でもまだ使うことができた
PCのウィンドウ上で地デジを見られるのは、やはり便利だと思う

ただし、現在のWindowsで使うにはかなりクセがある
特に、未署名ドライバ、テストモード、セキュアブート無効化が必要になる点は、今のPC環境では大きな注意点になる

普通の人におすすめできる手順ではないが、古いHDUSを持っていて、仕組みを理解したうえで使うなら、まだ活用できる余地はあると思う

まとめ
MonsterTV HDUS は、Windows 11 25H2 でもTVTestによる地デジ視聴ができた

導入には以下の点に注意が必要
・古い未署名ドライバを使う
・インストール時はドライバ署名の強制を無効にする必要がある
・常用するにはテストモードが必要になる可能性が高い
・セキュアブートは基本的に無効化が必要
・コア分離、メモリ整合性でブロックされる可能性がある
・TVTestとBonDriverのbit数を揃える必要がある
・B-CASカードは正規のものを使用する

古い機器ではあるが、条件を理解して設定すれば、2026年現在でもまだ使えることが分かった

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